この度、9年間組合の発展に寄与されてきた内田前理事長の後任として日本橋梁鉄骨事業協同組合の理事長を務めさせていただくことになりました。理事長就任にあたりましてご挨拶申し上げます。
当組合は1993年の発足以来文字通り橋梁の架設・保全を中心に、その他鉄塔・鉄骨の建設を通じて我々の社会的役割、働き方等様々な課題に対して取り組んでまいりました。
今後、交通インフラの整備は国家の重要な戦略として位置づけられており、国土強靭化や
地域の活性化を目指したプロジェクトが進められております。また気候変動の影響による激甚災害や大地震等の発生リスクが強く指摘されている現状において、それらの防止のための老朽化した橋の改修や災害時のライフラインの確保が求められています。
こうした社会の要請に応えるためにも、組合の喫緊の課題は会員企業の事業の持続可能性をどれだけ高めていけるか、とりわけ技能者の高齢化問題が取りざたされ若手の参入がままならない現状をどう打開していくのかに尽きるのではないでしょうか。
現在組合青年部会では、若手技能労働者確保のため、仕事に対する魅力の広報、職場環境の改善・処遇改善等のための勉強会や講演会の開催を計画し実施し始めたところです。このように組合の活性化も図られてきています。
もちろん上部団体の皆様や行政の方々との連携を図りながら、会員のお知恵をお借りしてその他の課題に対してもとりくんで参る所存ですので、今後ともご指導ご鞭撻のほど心よりお願い申し上げます。